“竹の精 かぐや姫” 誕生秘話

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“竹の精 かぐや姫”とは竹のウォーターです。

 

竹のエキスを抽出したものでとても不思議な効果があります。“竹の精 かぐや姫”が誕生した季節は丁度、花粉症に悩まされる時期でした。花粉症でお悩みの何人かの方に、目や鼻の痒みや鼻水などで困っている部分にスプレーしていただきました。すると5分ほどで症状が消えた方が7割ほどおられたのです。顔や手に付けますと皮膚に浸透して馴染むのです。これは面白いと、様々な実験をいたしまして商品化することとなりました。

 

私は環境問題に取り組む会として活動しておりましたが、きっかけは8年ほど前、息子のアトピー症状を改善するため必要に迫られたからです。息子は石油製品にアレルギー反応を示し、合成着色料が入っている食品を口にすると30分もしないうちに皮膚から黄色い汁が流れ、壮絶な痒みや痛みを起こしていました。さまざまな薬を試しましたが、ワセリンでさえひどい痒みに襲われていました。食品であれ医薬品であれ石油系の製品すべてにアレルギー反応を示していました。

 

当時、私は歯科に通っておりまして歯科医に窮状をお話しすると、「私もアトピーで大変でしたけど竹の粉を肌に付けて治しましたから、試してみてはどうですか?」とアドバイスしてくださいました。(後に分かったことですが、この方は過去に野田大燈和尚とご縁がございました)

藁をもすがる思いで息子に試したのですが、息子の症状はあまりにもひどい状態でしたので粗い竹の粉では刺激が強かったようで続けられませんでした。

 

しかし、竹について調べてみますと竹は乳酸菌の塊とわかりました。竹材店の方からは、竹の粉を庭に放置すると乳酸発酵して温かくなり、寒い時期には猫が住み着くと教えていただきました。

 

また、柳原能婦子様の著書“母の手”には、竹の粉で“うつ病”が改善すると書かれております。本の中で“株式会社 手さぐり施療所”と書かれているページには、“私はふと、昔話やことわざは後世の人に何かを伝えるためのものということを思い出して、竹取物語の「かぐや姫」について考えました。”とあります。

私(菰田)も、“なぜ人は生きるのか?”との答えは“自分の生き様(経験)を後世の人に伝えるため”と考えておりましたので、柳原能婦子様のお考えに共鳴しすーっと心に伝わりました。

 

柳原能婦子様は、竹取の翁が光る竹の中に色の白いとても可愛い女の子を見付け“かぐや姫”と名づけて大切に育てましたと書かれております。そして竹を研究なさいまして、竹の粉には沢山の利用方法があることを発見されたそうです。

“竹の粉は粉砕した微粉末であることを特徴として、服用して飲む発ガン抑制剤として特許にもなっています”と書かれております。

 

私(菰田)は、これほど素晴らしい効能を持ちながら、放置竹林など“厄介者の竹”とレッテルを貼られた竹がとても不憫に思われました。そしていつか“厄介者の竹”のレッテルを“素晴らしい宝物の竹”のレッテルに貼り換えてあげたいと思いました。

 

息子のアトピー症状は、一人の医師のお陰で改善したのですがそれはまた次の機会にお話いたします。

 

その後、息子のお陰で野田大燈和尚と出会いまして、竹を活用したい旨をお話させていただきました。

大燈和尚はヤギを飼っておられますので、竹の粉をヤギの餌に出来るならば一緒にやってみようとご提案くださいました。

 

大燈和尚は五色台の山上、海抜400mの場所に住んでおられます。和尚の庭(裏山)には真竹が沢山生えております。竹を粉砕する機械を購入しまして竹を粉末に加工します。和尚自ら竹を伐採し、一次粉砕機と二次粉砕機の二台の機械を使い、竹を微粉末に加工することに成功いたしました。

 

竹の微粉末でヤギの餌を試作しますとヤギは喜んで?美味しそうに食べてくれるのです。大燈和尚はこれなら商品化も夢ではないと考えておられましたが、ふと竹ウォーターを作ってみようと思い付かれたのです。

 

竹ウォーターを試作しますと、とても肌に優しいのです。もう“厄介者の竹”ではなく“素晴らしい宝物の竹”に生まれ変わりました。これが“竹の精 かぐや姫” 誕生秘話です。

 

もしかして遠い昔、大燈和尚は“竹取の翁”であったのかも知れませんね。